音のある場所

今日もお疲れちゃん

明日は本八幡3rd stageでライブ

 

 

 

 

 

 

新年明けて二発目のSTANDZのライブは千葉の本八幡3rd stageでライブです!

サードでのライブはONE ON ONEのツアーファイナルぶり?だと思う。

そして自分がSTANDZのライブを観たのが3回目の場所。

サードにちなんで3回目。

サードと言えばやっぱりELLEGARDENが出た場所。

 

明日はサードでライブかぁとふと今日思ったときに色々思い出したことがある。

初めてサードに行ったのは高校生のときにバイト先の先輩がやってるバンドを見に来てと言われたとき。

学校の友達を連れて、制服で行って、場所が分からなくて駅前の交番に聞いた。

「君たち、危ないことはないよね?」と聞いた交番の警察官に言われた。

笑顔で「大丈夫です!」と元気よく答えたのを覚えている。

ライブハウスというのはやっぱりそういう場所に見られてしまうのかなぁと、いまさらながら思う。

まぁ、警察官の人の年代から考えるとそういうもんなのかな。

 

二回目のサードは高校卒業した後の春休み。

文化祭で有志でバンドをやった友達が初めてライブハウスでやるから、と誘われた。

今度は迷わず辿り着く。

と言っても、迷うほどの距離でもないし、比較的に駅からめちゃくちゃ行きやすいところだと思う笑

ライブハウスの中には同級生たちがちらほらいて、まあまあ人は集まっていたと思う。

友達のバンドを見て盛り上がって、バーカンでドリンクチケットを交換してジュースを飲む。

軽音部が無かった高校だったから、みんなにとっては非日常そのものだった。

そして、トリを務めるバンドが出てきた。

そのときのたった一回しか見てないバンドだけれど、名前を憶えている。

 

「峨樹丸」というバンド。

たった一回しか見てないのに覚えている。

それはあの日、一番輝いてたからかもしれない。

高校生だらけのバンドの中、音がすごくしっかりしていて明らかにレベルが違った。

彼らがステージに立って音楽をやっている姿は、初めて見るのにすごくかっこよくて、18歳になったばかりの自分にはとても大人に見えた。

ライブでは何を言ってたか、までは覚えていないけれどものすごく熱いメッセージを届けてくれていた気がするんだ。

 

そんなことをふと今日思い出して、なんとなくTwitterエゴサした。

そしたらバンドアカウントが出てきたけど、2014年で更新が止まっている。

あの本八幡3rd stageで解散ライブをしていた。

2014年で更新が止まっていたから、思わず自分がいたあの日のライブのツイートもあるのかな、と指で必死にスクロールする。

すると、見知った人のアカウントがリツイートされて載っている。

STANDZのKazuyaさんだった。

繋がってたんかーいって、心の中で突っ込んでしまったけどそのつぶやきの内容はちょっと悲惨だった。

峨樹丸のメンバーの1人が行方不明になってみんなで探している。

そんな事実は全く知らなかったから、正直驚いた。

STANDZももう歴が長くて、本八幡でよくやっていた話を聞くから繋がっていても何もおかしな話じゃないよな。

そして、呟きからサードで何回もライブをしていたこと、拠点にしていたことを知った。

いまさら知っても意味ないことかもしれないけれど、確かにあの場所で、あの場所が拠点で、あの場所で生きて、あの場所で死んでいったんだなと少し寂しくなった。

 

思い出したのはバンドだけじゃなくて、ライブをしてた友達のことだったり、一緒にライブを見た友達だったり。

あの非日常を一緒に共有した友達と、今では誰一人連絡を取っていない。

同じようにツイッターエゴサしたら出てくる。

高校生の時に使っていた自分のアカウントはもう消してしまって無いけれど、アカウントのユーザー名を検索すると自分に対するリプライ、相手が自分に送ってきた言葉だけが見れる。

 少しだけ、その友達の呟きを見るとバンドを辞めて就職した人、結婚して子どもができて家庭を持った人、浪人して未だに学生やっている人、みんなそれぞれの道を歩んでいる。

そんな人たちに高校生のあの頃みたいに声をかけて、ライブを見に来てよって言えたらいいんだけどそんな勇気がまだ自分には無いな、と少し苦い思い。

学校を卒業しても仲良くできたはずのに、色々こじれて、全て捨ててここに来たからいまさら連絡を取ったって、と思う自分がいる。

 

思考が過去のことから今に戻ってくる。

2018年にツアファイで出てたバンド、SETTLE ONにArea81、セベカラはもう解散してしまったけれど、あの日久しぶりにサードに行ってロックバンドのライブを見れた。

そして2020年になって2018年から2年が経った。

もう2年なのか、まだ2年なのか、言葉として使うべきなのがどちらなのかは決められないけど、こうしてまたライブを見れる日がやってくるというのはとても素晴らしいことなんだなと思う。

 

自分がSTANDZに出会えたのは2018年だけれど、実はものすごく近いところにいたんだって思わされることが多々ある。

目を向けたり、一つの場所に行ってみたり、些細なきっかけでいろんなことに触れられる。

ライブハウスは全国にたくさんあるし、昔より数は減ってしまったかもしれないけれど、少なからずこんな自分でもその場にいたことで経験できたドラマもある。

自分が見ていなかった時代のライブを見れていた人がいるのも事実。

そういう人たちが退いて、また違う新しい誰かがライブに出会って、というのも必然だと思う。

でも、音楽が好きならそこに居続ける選択をすることはかっこいいと思うし、ふとしたときに帰ってくるのも良いことだ。

自分が元居た場所に帰ってくる、って最初は気恥ずかしいと思うけれどそこに行ってしまえば何とかなることが多い。

あの頃と何ら変わらなくて来てよかったなと感じることもあれば、違和感しかなくて即その場から去ることもある。

最初はなんだよクソって思うんだけど、自分から去る選択を二回目にできたときはもう吹っ切れたときなんだなって気づいた。

ずっと心残りがするよりある意味すっきりする。

そういうのを確かめるためにも、居場所って大事なんだ~ってつくづく思う。

 

 

書いてて思うけど、文が抽象的すぎるな…

とにかく、ライブを見て変わったな~なんて思うことはずっと見てなかったらそう思うことは当然だと思うし、だからといっていつまでも生きた化石でいるわけにはいかないと思うんだよね。

今が一番最強でいることは当たり前にかっこいんだけど、変わらない強さっていうのもまたかっこいいんだよな。

変わらないってことは化石でいるってこととはまた違う気がする。

初志貫徹ってやつ?

 

脱線したな、ものの見事に。

18歳のあのときに見てたかっこいい大人たちが、今は周りにいるんだってこと。

死んでしまったバンドもこの目で見た。

だからこそ、今頑張って生きているバンドをこれからも見続けたいと思えるんだってことを今回伝えたかったことかな。

そして、ライブハウスの問題とかも今ネットじゃ話題になっているけど、やっぱり居場所がなきゃだめだ。

ライブハウスの運営側が守るのではなくて、バンドもお客さんも守る側になれると思っている。

 

明日のライブはどんな感じになるのかな~

楽しみで仕方がない。

 

 

 「よかったら遊びにおいでよ」

http://standz-official.com/schedule/

 

 

Thanks.

DAIKI